関田山脈 天水山(1088m) 2016年6月12日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:04 駐車場−−5:12 林道終点−−5:47 天水山 5:49−−6:09 林道−−6:13 駐車場

場所長野県身下水内郡栄村
新潟県十日町市
年月日2016年6月12日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山道入口に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望南東側が僅かに開ける
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コメント松之山登山口から往復。県境の関田山脈状には信越トレイルと名付けられた登山道が通っているとのことで、天水山まで立派な道が続いていた




左の林道が登山口 駐車場と公衆トイレ
信越トレイルが登山道 最初は林道歩き
林道終点 林道終点から登山道が始まる
見事なブナ林 分岐標識。天水山は右
左は津南方面 再び分岐を右へ
左はたぶん津南方面 良好な道が続く
天水山山頂 天水山から南東方向のみ僅かに開ける
天水山山頂の信越トレイルのルート図。関田山脈を縦断している
山頂広場の僅かに西が最高点 樹林の隙間から見た鳥甲山〜毛無山
東側から見た天水山 駐車場到着


 天水山(あまみずやま)とは何ともいい山名である。雨乞いに関連しているのかは不明だが、自然の恵みを感じさせる名前だ。この山は長野/新潟県境に位置し、すぐ北側を車道が通っているので登山道があれば簡単に登れそうな山だ。地形図では林道分岐から破線が描かれているのでそれを目指す。

 山伏山から下山して天水山を目指す。西に向かう林道には「天水山 松ノ山口」の案内があったので登山道があるようで一安心。舗装された良好な林道を進んで林道が尾根の南側から北側に移り、さらに進んで林道分岐に到着。公衆トイレと駐車場があり、さらに西に向かう林道には通行止めの車止めがあり、地形図に記載が無い南へ登るダートの林道を指して天水山の標識と「信越トレイル」の標識もあった。かなりまともな登山道らしい。車が1台も無い駐車場に車を止めて軽装で出発。

 林道入口には車止めの柵があるが施錠はされておらず手で取り外せる構造だが、車の進入禁止の看板が出ているので素直に歩くのがいいだろう。もしかしたら山頂直下まで林道が続いていたりして? 路面状況は非常に良好で普段から使われている感じがする。

 思ったより短い距離で林道終点に到着。砂利の広場になっていて登山道入口は東側。立派なブナ林の中に明瞭な道が上がっている。この辺はまだ笹は登場しておらずどこでも歩けそうな植生だが素直に道に従う。昨年秋に落ちたブナの実の殻が地面を埋め尽くしている。通常は落ち葉が地面を覆っているのだが、ここは特別らしい。これだけブナの実りが豊富だと熊がいても不思議ではない。いつものように熊よけの鈴を鳴らしながら登って行く。

 県境稜線に出るまで尾根道ではないので現在位置が把握できないが、山頂まで大した距離ではないのでいいだろう。やがて道が右に曲がるところで標識が登場。左の高みに登る方向にも道があるがこれまでと比較してやや薄い。こちらは「津南口」と手書きされていた。信越トレイルはここよりも東へも伸びているようだ。

 ここで県境稜線に乗ったように感じたがその後は微妙に北側にずれて進んでいるようだ。再び尾根に出るとまた東方向に踏跡が分岐するが、これは先ほどの踏跡にどこかで合流するのだろう。西の天水山方面の道は相変わらず良好だ。

 深い樹林が続いて展望はほとんど無いが、僅かな切れ目から南方向を見渡せる場所がある。尖った特徴的な山頂は鳥甲山で、西に伸びるなだらかな尾根は遠見山と台倉山だ。三ッ山は台倉山と重なっているので目視では分離できない。

 最後の登りが終わって傾斜が無くなると天水山山頂に到着。地形図を見るとここも三角点は無い。南東方向に僅かに樹林の隙間があって苗場山北側とその奥に谷川連峰の一部(帰ってから平標山、仙ノ倉山と判明)と見られる山が見えるだけの展望だった。ここには信越トレールの地図があり、天水山から斑尾山まで続いている。おお、鍋倉山より西側の仏ヶ峰、黒岩山、毛無山とかにも道が通っているようだ。これならわざわざ残雪期に登る必要はなさそうだ。そう言えば斑尾山も未踏だなぁ。

 念のため最高点確認でさらに西に進み、下り始めるポイントまで行ってみた。山頂より少し西側が僅かに高くなっているような感じだが、一帯は平坦な地形なので標識の場所を山頂として問題ないだろう。

 帰りは往路を戻る。気温は高いが稜線では南寄りの風が吹いて体を放熱してくれた。梅雨前線と低気圧が接近していて今夜から天気が崩れるとのことだが、長野北部は雲が多いもののまだ青空も見えていた。駐車場に戻っても無人。今日は誰とも出会わない山だった。

 

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